プログラミングワークショップ
8歳以上のプログラミング初心者を対象に、プログラミングワークショップが開催されました。昨年のキッズ登壇者の山内奏人くんが、自分が通う中学校のメンバーと立ち上げた団体「it is IT」に所属する中学生10名がワークショップを主催。進行を務めたのは彼のメンバーの高塚さんです。
ワークショップには8~12歳の計17名が参加し、iPadアプリを使ってオリジナルのクリマスカードを作りました。自分の描いた絵や自分が探して選んだ写真を登場させたり、音を出してアニメーションさせる等、楽しく、時には真剣に、工夫を凝らして、カードを作成します。
初めてプログラミングに挑戦する参加者がいる中、少し躓くこともあったけれど、中学生スタッフがサポートし、17名全員が思い思いのカードを作り上げることができました。
最後には、希望者に自分の作品についてアプリの画面を見せながら発表してもらうという、発表会も行い、ワークショップは終始和やかで楽しい雰囲気で進行しました。
参加者の子どもたちからも
「初めてのプログラミングが楽しかった!」
「途中で大変だったときもあったけど、楽しかった!」
という声があがり、盛況でした。
ストロー工作ワークショップ
ストロー工作ワークショップは、スウェーデン発の”Strawbees”というストロー工作トイとのコラボレーションで開催されました。
Strawbeesのコンセプトは”DREAM BIG, BUILD BIGGER”です。レーザーカッターで作ったストローとストローをつなげるジョイント部分のパーツを使ったこの玩具は「無限の創造力を発揮できる教育玩具」として開発され、国内外で数々の賞を受賞し始めている今注目の”Educational Toy”です。
<Strawbeesのコンセプト>
―考える力(想像力)と生み出す力(創造力)を刺激させ、自由で、角度による制限を持たない構造物を作ることが出来ます。
―世の中の物体の構造を具現化し、立体的な物体を作る際の仕組みを遊びながら学ぶことが出来ます。
―誰でも遊べて、友達と共創することを学ぶことが出来ます。
―教育現場で行うときは、試行錯誤による学習を促し、次世代の問題解決能力をもった人を育てていくツールとなります。
5歳−11歳までの子どもたちが参加していたこのワークショップは、レーザーカッターで作られたジョイント部分を用いて、ストロー同士を組み合わせて様々なものを作るシンプルな企画ではありますが、世の中にある動くものを構造的に考え、実際にプロトタイプを作るところまで遊びながら学べる、非常にエデュケーショナルな内容となっていました。
Session1 身の回りの物の仕組みを知ろう
傘の構造をベースに、実際にストローを使って傘の骨組を作りながら、身の回りのものが実際にどういう構造になっているのかを学びました。
Session2 自由に好きなものを作ってみよう
Strawbeesの使い方を覚えたら、今度はそれぞれ作りたいものを自由に作ってもらう時間です。
8歳の女の子は、ワークショップ主催者であるエリックの作った一番難しい模型を見よう見真似で作ろうとしたり、5歳の男の子は黙々と最後まで集中して帽子や自分で考えたオブジェを作ったりと、子どもたちはそれぞれ、自由な発想で次々と様々なものを作り上げました。
彼らの観察力、創造力には主催者側にとっても驚くものがありました。すっかりStrawbeesの魅力にはまった子どもたちの中には「サンタさんはどうしたらこれをくれるかなぁ」と呟く子も。このようにして、ワークショップは大成功を収めました。最後はそれぞれ作った作品を持ち帰ってもらいました。