社会学者
▼略歴
1962年、東京都生まれ。東京大学大学 総合文化研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部准教授。専門は、社会学、臨床社会学、心理社会学。いじめ問題ならびに管理教育問題。日本で唯一、感情的・道徳的ではなく、いじめの冷徹な分析をすることができ、有効な政策を提言できる社会学者。
本田由紀・後藤和智との共著『「ニート」って言うな!』では、ニートが大衆の憎悪の標的とされていることを挙げ、メディアによる憎悪のメカニズムの再生産の危険性について指摘し大きな反響を呼んだ。
いじめ問題ならびに管理教育問題に関する研究も多く、2001年に著書『いじめの社会理論』を発表して以来、この分野の研究をライフワークとしている。2007年10月には、東郷高校における自伝的内容も網羅した、自身のいじめ理論入門書『〈いじめ学〉の時代』を上梓した。
▼著書
『いじめ加害者を厳罰にせよ』
『いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか』
『〈いじめ学〉の時代』
『いじめと現代社会―「暴力と憎悪」から「自由ときずな」へ』
『「ニート」って言うな!』共著
『学校が自由になる日』共著
『いじめの社会理論―その生態学的秩序の生成と解体』