発達障害者当事者研究者

▼略歴
1974年生まれ。物心ついた頃から「明らかに人と交われる気がしない。一線を感じる自分はいったい何者なのか」と途方に暮れ続ける。大学時代は哲学を専攻。在学中、関東聴覚障害学生懇談会にて聴覚障害(ろう)学生とともに活動しながら、音声で話すことに高いハードルを感じる自分の言葉として手話を習得する。2006年、アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害)の存在を知り、診断名をもらう。
現在、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員。精神障害や発達障害など、外側からは見えにくい症状を内側から記述し、仲間と共に自らのメカニズムを探っていく「当事者研究」を行っている。日本初の“発達障害当事者による発達障害当事者のための就労支援施設”「Alternative Space Necco」にて、2011年より定期的な当事者研究会を開催中。発達障害者にとって居心地の良いコミュニケーションスタルは何かを模索している。

▼著書
『発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい』(共著)
『つながりの作法―同じでもなく違うでもなく』(共著)
『増補・前略、離婚を決めました』
『当事者研究の研究』(共著)

▼関連サイト
Joint Attention of Minorities ~新しいまなざしを考える会~
大人(成人)発達障害のための就労支援施設 Necco(ネッコ)
ブログ
ツイッター