谷垣 君龍 / Kunryu Tanigaki

キッズオーディションより選出/高校生(略歴

TEDxKids@Chiyoda 2013 での講演の様子(谷垣 君龍)

「思うままに、ぶれることのない軸を持って生きていきたい」

 

Q1: 登壇やその準備を通して、自分の知らなかった新たな自分を発見などできましたか?もしくはTEDxKids@Chiyodaに参加しての感想などを教えて下さい。
まず、昨年参加して気付いたのは、自分自身をまだまだ知らないということです。 アイデアの様々な面を具体化していくときに、「自分が考えているのは本当にこういうことなのか」とずっと悩まされ続けていました。もしかしたら自分のレベルでは手を出してはいけない壮大すぎるテーマだったのかもしれません(笑)こんな体験から、自分自身をより根本から見直すことができました。

次に、同世代の登壇者を見て軽くショックを受けました。 ただただ「すげえな」と思わずにはいられませんでした。 普段の生活では感じられないあの世界を垣間見れたことは本当にいい経験をさせていただいたと思っています。 同世代の登壇者が自分の活動になんら迷いを感じず突き進む姿勢はかっこよかったです。

 

Q2: TEDxKids@Chiyoda で自分の知らなかった人・世界・価値観などを得られましか?
TEDxKids@Chiyodaの世界観は本当に初めて触れるものでした。 これは実際に参加しないと感じられないものですし、あの会場といい、スピーカー、スッタフ、聴衆が織りなす雰囲気は生きものみたいで、常に何かを生成している気がしました。

組み合わせの大切さも得た気づきの一つです。 特に 「技術」×「思い」。 TEDxKids@Chiyodaのスピーカーにはここは誰にも負けないという「技術」があり、その上に世の中をこうしたいという「思い」がかけ合わさって活動に結びついていると思いました。 自分も何か組み合わせられるものを見つけていきたいです。

 

Q3:TEDxKids@Chiyodaの登壇をきっかけに何か新しい変化がありましたか?新しい活動などは始まりましたか?
アイデアをシェアするという感覚は新しいものでした。 浮かんだアイデアを一人でいじくって上手い結果に結びつけるということよりも、アイデアをシェアして、アイデア同士をくっつけながら上手い結果に結びつけることの方がはるかに難しく、意味のあることだとわかりました。 シェアして物事を遂行していくには、人間的な器の大きさが必要で、自分にはまだまだそれが足りていないと痛感しました。

 

Q4:現在の活動もしくは今後やっていきたいことなどはありますか?
医者になるのが僕の夢です。 大学時代にはこういうことをしてみたいとか、全くないのですが、思うままに、ぶれることのない軸を持って生きていきたいです!!

今回、TEDxKids@Chiyodaのときのことを振り返ってみて、 そこでしか味わえない経験を積んでいくことが、何にもまして大切なことなんじゃないかなと思っています。

 

▼ TEDxKids@Chiyoda 2013 での講演内容

 

(取材後記)

成長とは新しい知識や技などを得ていくことだと思ってしまいがちですが、TEDxKids@Chiyodaに登壇した君龍くんは、今の自分自身に向き合うことにより、そのきっかけを発見できたようです。
“思うままに、ぶれることのない軸を持って生きていきたい” という強い思いを持ち、まだ見ぬ未来に対し迷いを持ちながらも前に進む君龍君の姿勢は、大人も子どもも見習うべき姿ではないでしょうか。そんな彼の今後の成長と、先にある未来をとても楽しみにしています。